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CATEGORY: 給排水設備
正解は3です。
単一ダクト方式にはCAV(定風量)式とVAV(変風量)式があり、VAVは吹き出し口付近にダンパー等で風量を調節するユニットが設置されている。
ファンコイルユニット方式には2管式と4管式があり、暖房と冷房を確執・各ゾーンごとに切り替えられるのは4管式のみで、2管式は季節ごとに冷房と暖房を切り替えなければならない。
テストで出題される空調機の主な方式は以下の通りです。
- 単一ダクト(CAV)方式とは
中央の調整装置から温湿度を調整した空気を単一のダクトで送風する方式で、各室ごとに温度湿度を調整することはできない。 - 変風量単一ダクト(VAV)方式とは
上記CAV方式と同様、中央装置にて調整された空気を各室に送風するが、ダクト末端部(各室吹出口付近)にダンパー等の変風量ユニットが設置されており、風量調節をが可能なため、各室ごとに温度調整が可能な方式である。 - 2重ダクト方式とは
冷風と温風を2系統で送風し、混合ボックスにて冷風と温風を混合してから送風することで各室ごとに室内温度が調整できる方式である。 - 2管式ファンコイルユニット方式とは、
冷温水コイル・送風機・フィルター等を内蔵した各室・各ゾーンごとに設置されるユニットにより室温を制御する方式で、2管式は暖房と冷房を同時に運転することはできず、季節ごとに冷房と暖房を切り替えなければならない短所がある。 - 4管式ファンコイルユニット方式とは、
冷温水コイル・送風機・フィルター等を内蔵した各室・各ゾーンごとに設置されるユニットにより室温を制御する方式で、4管式は暖房と冷房を同時に運転することが可能で、各室・各ゾーンごとに冷暖房運転を同時に行うことができる。 - パッケージユニット方式とは、
冷凍機、送風機、エアフィルタ等が格納されたユニットを各室・各エリアごとに設置し、ユニットから直接調整した空気を吹き出し室温を制御する方式である。
各ゾーンごとに個別で温度調整が可能な方式であるが、中央熱源方式(セントラルシステム)と異なり保守・管理を一括で行うことはできず、個々に点検を行わなければならない。