CATEGORY: 防水改修工事の施工要領
既存保護層の撤去における留意事項
防水工事における既存保護層の撤去は下記の点に留意して施工する。
- 保護コンクリート、レンガ、モルタル笠木等の撤去時にハンドブレーカー等を使用する場合は、周囲の仕上げや構造体に悪影響を及ぼさないように留意する。やむを得ず質量15kg以上のハンドブレーカー等を使用する場合は監督職員と協議を行ったうえで判断する。
- コンクリート中の鉄筋等を切断する場合は、鉄筋が露出しないよう、撤去面より深い位置で切断することとし、ポリマーセメントモルタル等で平滑に仕上げる。
- 既存防水層を残す場合、既存防水層の損傷が最小限となるよう配慮しながら撤去する。
- 平場部の既存保護総統を撤去せず、改修用ドレンを設置しない場合は、ルーフドレン端部から500程度まで保護コンクリート等の既存保護層を四角形に撤去する。