CATEGORY: 防水改修工事の施工要領
工法概要

塗膜防水工事は、防水塗料を塗り重ねることにより防水層を形成する防水工事で、ウレタンゴム系材料による施工またはゴムアスファルト系材料による施工が代表的です。
防水改修工事にあたっては、もともと施工されていた既存防水層の種類よって工程が異なっており、ウレタンゴム系はP0X工法L4X工法、ゴムアスファルト系はP1Y工法P2Y工法に分類されています。このページではウレタンゴム系塗膜防水工法について記述しています。

材料選定について
塗膜防水工事(ウレタンゴム系)の
工程と材料塗布量

ウレタンゴム系塗膜防水工事は密着工法と絶縁工法で下記の通り工程と材料の塗布量が異なります。

ウレタンゴム系高伸長形塗膜防水工法の種別・工程
種別 X-1絶縁工法 X-2密着工法
工程内容 塗布量(kg/㎡) 工程内容 塗布量(kg/㎡)
1 接着剤塗布
通気緩衝シート張り
0,3 プライマー塗布 0,2
2 ウレタンゴム系高伸長型塗膜防水材塗布1層目 3.0 ウレタンゴム系高伸長型塗膜防水材塗布 補強布張り 0.3
3 ウレタンゴム系高伸長型塗膜防水材塗布2層目 3.0 ウレタンゴム系高伸長型塗膜防水材塗布1回目 2.7
立上部は1.7
4 仕上塗料塗布 特記又はメーカー指定による ウレタンゴム系高伸長型塗膜防水材塗布2回目 2.7
立上部は1.7
5 - - 仕上塗料塗布 特記又はメーカー指定による

注記

施工における留意事項